総合的な学習の時間「だれかのために」では,福祉について学んでいます。
今日は障害を持った方々が参加するスポーツの祭典「パラリンピック」の種目である
「ゴールボール」の体験活動を行いました。
教えてくださったのは順天堂大学の渡邉先生,渡先生。そして7名の学生の皆様です。
順天堂大学の渡先生。この車いすは,「車いすバスケットボール」で使用するものです。私たちが知っている車いすより,車輪が「ハの字」になっていますね。このデザインにより小回りが容易にできるそうです。
~ゴールボールとは~
主に視覚に障害を持った方々が参加します。鈴が入ったボールを投げ,相手ゴールに入れる競技です。1チーム3人で編成されています。
競技するコートの大きさはバレーボールコート。ゴールの大きさは7~8mぐらい。
攻撃側は10m程度離れた位置からボールを投げ,相手ゴールを奪いにいきます。
攻撃側は下手投げで投球することが基本。守備側はそれをいかに防ぐか。視覚に障害を持った方々は,ボールに内蔵されている「鈴の音」のみを頼りに全身を使って自陣ゴールを守ります。
まずはパラリンピックの歴史について。出発点は戦争でケガをした兵士の
リハビリが始まりだそうです。
競技を体験する前に,パラリンピックの経緯を学ぶことも大切ですね。
次は競技で使用するボールを触りました。見た目より重いです。
転がすと鈴の音が聞こえます。
準備体操開始!ここではゴールを守る動きを繰り返し学びました。順天堂大学の学生の皆さんが優しく丁寧に教えてくださりました。
実際に視覚障害を体験するために,このような特殊なゴーグルを使用します。
このゴーグル,実際に着けてみると真っ暗で何も見えません。光も感じません。
このような状況で選手の皆さんは音だけを頼りにプレーしているのですね。
全身を使ってブロック練習!!(イメージしながら)
では,実際に競技してみましょう。攻撃側はこのように下手投げで投球します。
投げられたボールを3人で守ります。
全身を使ってブロック!!音だけを頼りにプレーするなんて初めての経験です。
パラリンピックに参加される選手の方々はすごい!!