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2020/12/01

第3回家庭教育学級・閉級式

Tweet ThisSend to Facebook | by:7年生
12月1日(火)に,今年度3回目の家庭教育学級を行いました。

今回は,「防災の備え〔食事編〕~自助が7割~」をテーマに,印西市健康増進課の酒井管理栄養士さんを講師に迎え,ご講話いただきました。

はじめに,避難所運営ゲーム(HUG:ハグゲーム)を行いました。

日本は世界有数の地震国であり,いつどこで大地震が発生しても不思議ではありません。大地震が発生した場合,家屋の倒壊や津波,火災,がけ崩れなどにより,被災した多くの人々が避難所での生活を強いられることになります。
また,大地震ではなく,台風や暴風雨でも停電や浸水などで避難所での生活となることも考えられます。

もし,避難所の運営をしなければならない立場になったとき,最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応すればよいのでしょうか。
避難所HUGは,避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものだそうです。
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを,避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか,また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
 


災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りをしつつ,また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保をし,それと同時に次々と入ってくる視察や取材といった出来事に対して,対応する場所を考えていきます。
ゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができました。
短時間で情報を整理しながら配置しなければならず,体験した参加者からは,
「次々と訪れる避難者や対応にプチパニックになってしまいました。避難所運営をする方の大変さが少しわかりました。」
「避難所を運営するのは,受付を作るなどするだけでもとても大変な作業だと思いました。判断の難しさがわかりました。」
といった感想がありました。

続いて,災害時の食の備えについてのお話がありました。
 
災害時に備えて保存食を蓄えておくことも大事ですが,実際に災害が起きた時には,保存食だけでは心がすさんでしまうそうです。また,子どもはどんな状況でも,嫌いなものや慣れていないものは口にしないものだそうです。
保存食だけではなく,備蓄した食材を定期的に消費し,食べた分を買い足ししていく「ローリングストック法」で,いざというときに慣れているものを食べられるようにすると安心できます。

調理器具が十分に用意できない状況でも,簡単,便利に調理できるポリ袋料理も教えていただきました。
いくつかあるレシピの中から,今日はプリンの実演がありました。
 
 
材料をポリ袋に入れ揉み込み,湯煎で3分ほど…。簡単プリンのできあがり!
「キャンプなどでも試してみよう。」との声もありました。

「災害への備えの意識が変わりました。」
「災害時の備えについて,もう一度考え直すきっかけになりました。」
災害はいつ起こるかわかりません。ものを備えるだけでなく,一度作ってみる,食べてみることも「備え」になりますね。


さて,今年度は,新型コロナウイルス感染症の流行の影響で,家庭教育学級は3回のみ実施となりました。
今回が最終回ということで,引き続き,閉級式を行いました。

代表者へ修了証書の授与


運営委員長のあいさつ


校長先生のお話

閉級式終了後に,運営委員長から参加された方に修了証書の授与がありました。



運営委員のみなさんには,講座の内容や講師の手配,感染予防対策,参加者の募集や取りまとめ,当日の運営等,ご尽力いただきました。

家庭教育学級の年間テーマ「心も体も健康に,楽しく子育て!」を率先して実践してくださった4名の運営委員のみなさん,ありがとうございました!

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