学校安全について
1.学校安全について
(1)安全管理に関する事項
        児童の安全を図る上で,必要な施設・設備等の点検,きまりの設定や組織の
    整備を行う。
   ア.施設・設備の安全点検
   イ.通学路の設定とその確認
   ウ.通学の安全のきまりの設定
      エ.各教科,特別活動の学校行事,クラブ活動,休憩時間その他学校生活の安
     全のきまりの設定
   オ.火災・地震などの防災に関する事項
    ・防災組織の確立
    ・防災施設の点検
    ・避難場所・避難経路の確立・点検
   カ.安全に関する意識や行動などの調査
   キ.その他必要な事項

(2)安全教育に関する事項
        児童の生命の安全を図る上で必要な実践力を養うために,関連教科,道徳領
    域などで指導する。
      ア.理科,図工,家庭,体育などの教科,道徳の時間における安全に関する指導
   イ.学年別,月別の安全に関する指導
    ・学級指導における指導(生活安全,交通安全についての指導)
        ・学校行事における指導(主として避難訓練,交通安全教室など)
    ・学級会,委員会,クラブ等の児童活動での安全に関する指導
    ・その他,課外の安全に関する指導

(3)その他
   ア.安全指導,応急処置に関して職員の研修
      イ.上記の管理・教育を全職員で行うが必要に応じて家庭,地域社会,関係機
     関や団体との連携を密にして指導

(4)分担および業務
  ◎学校安全全体責任者(学校長)
      火災・地震・人災およびその他の災害の予防,および人命の安全並びに防止計
   画についての監督・指導にあたり一切の権限と責任を負う。
  〇防火管理責任者(教頭)
  ・消防計画の検討および変更と届け出
  ・防災教育,防災訓練(消火,通報,避難)の実施
  ・消防用設備等の点検,整備の実施および監督
  ・火気の使用または取り扱いに関する指導監督
  ・その他防火管理上に必要な業務
  〇安全管理係     全職員(業務については前述)
  〇安全教育係     全職員(業務については前述)

(5)安全点検および火気取締責任者
  ・安全点検については学校保健法の規則を参照の上計画実施する。
  ・内容や定期点検回数については主任の計画による。

2.防災計画について
(1)目的
      火災,地震,台風,その他非常災害事態発生に際し,敏速かつ安全に児童の避
   難させること。また,学校施設・設備の安全を図る。

(2)方針
  〇環境整備,火気管理を十分に行い,校内出火・失火の絶無を期する。
  〇災害時における児童の生命,身体の安全を確保する。
    〇消火対策を講じ,初期消火を図り,施設・設備および重要書類の被害を最小限
   に止める。                 

(3)各種災害対策
    防災責任者(冬期暖房使用時および火気使用場所では,火気取扱責任者)
   防災責任者に次の仕事を行う。
   ・計画に従って,定期検査を実施
   ・消火器,消火栓・警報器等の管理と不備箇所の修理
   ・防災に関する必要な表示
   ・火気について使用前後の点検と確認
   ・児童への注意,薬品表示,物品の管理
 火災の場合〕
  ア.火災を発見して場合は,火災報知ベルを押す。大声で知らせる。
  イ.火災報知ベルが鳴ってもあわてず,指示があるまで待機する。
    ウ.緊急放送または携帯用マイクで状況と避難の指示をするとともに,関係諸機
    関に連絡する。
    エ.指示に従って学級担任は児童の掌握をして,冷静沈着に避難させ,誘導係に
    引き継ぎ,その後は係の仕事に従事する。
    オ.避難場所では,人員点呼を確実に行い,児童の平静を保ちながら,次の指示
    を待つ。
    カ 避難経路は火災の発生場所や煙の状況によって学級担任の判断によることが
    多い。原則として出火場所から遠い階段や出口を使用する。
    キ.救護係は保健室児童の把握と場合によっては他の人の助けを借りて児童の避
    難と必要な器材や薬品を携えて本部に参集し,指示に従う。
 〔地震の場合〕
      火災に準ずるが,より一層敏速に行動し,倒壊・火災発生の場合は,特に児童
   の救出に留意する。
  ア.地震発生と同時に学級担任の判断で机の下に身を隠させ指示を待つ。
    イ.学級担任は二次災害が起こらぬよう予防する。また,避難経路の確保をする
    ウ.地震の避難については,落下物の危険があるので,校舎に沿っての避難は避
    ける。体育館通路下,蛍光灯に注意。
    エ.落下物から身を守るため,防災頭巾,カバン等で頭を防護しながら,迅速か
    つ冷静に避難する。
  ?暴風雨および雪害の場合
  ア.指示により,登下校の注意および保護にあたる。
  イ.個人行動を避け,集団行動をとらせる。
   その他 緊急連絡網
  ア.児童および職員の電話を利用した連絡網の用意。緊急連絡先の確認。

(5)避難訓練
  学級訓練
      訓練の基盤であり,各種災害対策に挙げられている内容について,学級の実態
      に合わせて指導し,防災意識の高揚に努める。特に,避難経路ついてはよく確
   認する。 ※特別な場所での避難や経路については実地にて実施したい。
  全校訓練
      学級訓練の成果を総合的に確認するため,一定の状況設定の中で行い,必要に
   応じて関係諸機関の協力を得る。