統計の基本的スキル
 情報活用能力の育成においては、基本的な操作スキルや情報に関する知識、統計に関するスキルも丁寧に身に付けさせる必要があります。情報とテクノロジーを適切に活用するための知識と技能は、個別最適な学びや協働的な学びの基盤でもあります。
 例えば、低学年で「音声、静止画、動画」の取り扱いができるようにしたり、2年生後半からローマ字入力ができるようにしたりしています。

 また、統計に関するスキルにおいては、「統計的な問題解決の方法」を身に付け、データに基づいて的確に判断し批判的思考することができるようにしています。
 低学年では、「問題設定」や「計画」、「結論付け」の部分はそれほど重く扱わず、児童にとって身近な題材に着目し、関係するデータを整理しながらデータの特徴を捉えることを中心に行うようにしています。また、中学年では、身近な題材から問題を設定する活動や、その問題に対して集めるべきデータとその集め方などについても徐々に扱っていくようにしています。さらに高学年では、一連の統計的探求プロセスを意識し、自分たちで問題を設定し、調査計画を立てることや、分析を通して判断した結論についても別の観点から妥当性を検討できるようにすることも扱うようにしています。