道徳の学習の中で、自分の考えを伝えたり友達の考えを聞いたりするときに、
ICTを活用できないかと考え、「心と心のあく手」の授業を行いました。
教材を読むときに、教科書を使用せず、教科書の内容をロイロノートで全員に配信することで机上を整理した状態で授業に臨むことができました。また今回は児童の考えを表現させるときに、ロイロノートスクールの思考ツール「座標軸」を使用しました。主人公が、重い荷物を持っているおばあさんに「声をかける」「声をかけない」で葛藤している状況をふまえ、自分だったらどうするか、について考え、座標軸のどのあたりに自分は位置しているのか、またその理由を記入しました。
友達と交流するときには、ロイロノートスクールの比較機能を利用したことで、グループの友達と比べながら話し合うことができたのではないかと思います。
最後に「心と心のあく手」とはどういうことかを考えたときには「気持ちが一致すること」「心と心が合わさること」だという意見がでました。
そこから、本当の親切とは「相手の立場や気持ちに寄り添って、相手にとって本当に必要なことは何かよく考える」ということに気づくことができました。
児童のふりかえりには、「ただ優しくするのではなく、相手の気持ちを考えたい。」「友達の気持ちを考えてから、手助けしたり声をかけたい。」「見守ることも親切だとわかりました。」と書かれていました。
これからも、児童の考えを表現するときに効果的な思考ツールを考えながら取り組んでいきたいと思います。