ICTを活用して行うことで学習効率が高まる単元を考えた際、録画して何度も繰り返し聞き直したり、確認したりすることができることから、国語科「気持ちをつたえる話し方・聞き方」が適しているのではないかと思い授業を展開した。
【よかった点】
・カエルの気持ちになって、様々な場面の状況やカエルの様子を「ケロケロ」で表現し、何を工夫したら気持ちが伝わるのか、伝えたい気持ちをどのように表現したらよいのかを悩みながら何度も撮り直し、納得のいく表現を録画することができた。
・録画を使って行った「あてっこゲーム」では、繰り返し聞き直す中で、友達の工夫された表現方法に触れ、気持ちを伝えるためには、声の調子や目線、身振りや話すスピードが大切なことに気づくことができた。
・授業の振り返りもロイロノートのアンケート機能を使用して行ったが、タイピングの練習の成果も発揮し、短い時間のなかで自分の学びを振り返ることができた。「身振りを使うことで似ている気持ちも区別することができる。」「スピードや声の大きさを気をつけて話す。」「表情や声の調子を変えることで多くの気持ちを伝えることができる。」などが書かれてた。
【改善点】
・録画をする際に恥ずかしさを感じる児童が多く、時間を要した。担任が一度見本を見せたり、全体で練習する時間を取るなどの手立てが必要だと考える。
・録画をする際に周りの友達の声が入ってしまった。録画をする場所を選ばせたり、ケロケロタイムのように全員が録画に向かう時間を決めたりする必要があった。
・提出ボックス内で、誰がどのカードを提出したのかを把握するのが困難であること、新しいカードを出しているのかを確認することが難しいと感じた。カードの枠に色をつけたり、一度白紙のカードを提出させてリセットしたりする必要があった。
今後も児童の学びを促進するための1つの学習ツールとしてICTを活用し、共に学びを深めていきたい。