今回は、ロイロノート・スクールの共有ノートを活用し、グループや全体に、自分の考えを発信したり、友達の考えや表現を理解したりする中で、より深い
学び合いを目指して「平行四辺形の面積を求め方を考えよう」の授業が展開されました。
子どもたちは、クロームブックを巧みに操作し、デジタルコンテンツを使って、平行四辺形を切ったり、繋げたりして、変形させながら面積を求めていました。また、自分の考えを共有ノートに送り、グループや全体で共有しすることができました。
ウォーミングアップでは、スプレッドシートでは担任が自作した100マス計算に取り組むなどICT機器を普段から使いこなしている姿も見られました。
協議会においては、学級経営のよさや子どもたちのタブレット操作技能の高さ、デジタルコンテンツ利用のよさ、ICT機器利用のメリット・デメリット、デジタルとアナログの活用などについての意見が出されました。
デジタルコンテンツのよさとしては、何度も繰り返し取り組むことができ、子どもが安心して活動することができる。また、ICTを利用して共有を図るのも素早く簡単にでき、大型テレビや個人の端末を利用して確認しやすい。などの意見が出されました。しかし、話し合い活動時に、端末を操作しながら友達の意見を聞く姿も見られたが、操作を一時止めたり、画面を説明場面だけにしてしまったりして、集中して話を聞かせることが学習のルールとして大切ではないか。などの意見も出されました。
ICT機器などのデジタルと黒板やノートなどのアナログの活用についての意見では、どちらもメリット・デメリットがあるので、単元や活動などによって使い分けしていくことが大切だろうということになりました。
講師の先生からは、ICT機器やノート、黒板などは、目的によって活用していことや、授業のルールを守らせながらICT機器を使用させることが大切であるとの話がありました。また、ICT機器の利用に当たっては、健康面に配慮していくことが必要であるとのことでした。