今日はどの学年も道徳の授業がありました。
1年生の道徳は「自分で決める」です。陽香里は中学1年生、入学後吹奏楽部に入部した。母は続けられるか心配だったが、陽香里は「だいじょうぶ。自分で決めたんだから」と母に言った。また、入学を機にスマホを買ってもらい、「使うのは夜8時まで。場所はリビングだけ」と父と約束した。しかし、次第に約束を破ってこっそり自分の部屋に持ち込むようになり、夜遅くまでスマホをいじるようになった。吹奏楽部の練習は地味な基礎練ばかりでつまらなくなり、一緒に入部した瑠花に「一緒にやめない?」と誘われる。陽香里の頭の中に「自分で決めたんだから」という言葉がよぎる。
陽香里と瑠花の役割になってロールプレイングをし、それをタブレットPCで撮影して見直し、振り返る取組がありました。
2年生の道徳は「留学で考えさせられたお金」です。「私」はアメリカに3週間留学した。ホームステイ先は貧しい老夫婦、「私」はお客さんとしてではなく、ホストファミリーの一員としてたくさんのお手伝いをした。老夫婦は物を大切にし、手作りの物も多かった。贅沢はしないけれど、3週間、とても大切にしてもらい、最高の日々となった。アメリカを出発する日、「アイラブユー」と送り出してくれた老夫婦、老夫婦の温かい気持ちは、決してお金では変えないものだと思った。
3年生の道徳はローテーション道徳。担任の先生以外がそれぞれ道徳を展開します。
3Aの道徳は、今年度新規採用の副担任の先生の授業です。道徳デビューです。「二通の手紙」という道徳です。動物園の入園係の元さんは、入園時間が過ぎているのに、また、小学生以下の子どもは保護者同伴でなければならいという規則があるのに「弟が誕生日だから見せてやりたい」と訪れた幼い姉・弟を入園させてしまう。しかし、閉園時間を過ぎても姉弟は戻ってこず、皆で探しまわって姉弟は小さな池で遊んでいたところを発見された。
その後、元さんは、姉弟の母親からの感謝の手紙と、停職処分の通告の手紙を机に並べ、晴れ晴れとした顔で自ら職を辞し、去って行った。
タブレットPCで意見を共有しながら授業を進めます。
3Bの道徳は3Aの担任の先生の授業です。「歩きスマホをどうするか」です。99%の人が歩きスマホは危険だと感じていますが、73%の人が歩きスマホの経験があります。なんと3.6%の人は歩きスマホをして、駅のホームから落ちたことがあるんだそうです。「歩きスマホをどうするか」タブレットPCを使い、周りと意見を交換し合って考えます。
3Cの道徳は、3Bの担任の先生が展開します。「僕」は広島でオバマ大統領が立派な演説をしたニュースを見ながら、原爆を投下したアメリカに対して腹を立てていた。しかし、修学旅行で訪れた平和記念資料館の中で、泣いているアメリカ人のおばあさんに会い、「自分の父親がこの戦争で日本の攻撃を受けて亡くなったので、日本人をずっと恨んできたのだけど、この写真や遺品を見たら、とても胸がくるしくなった」語りかけてきたのを機に、オバマ大統領の演説を改めて自分で訳してみて、我々は同じ人類であること。そのことを忘れてはいけないと思った。
私はこのオバマ大統領の演説を訳した新聞を持っていますが、ほんとうにすばらしい演説です。
タブレットPCを使って意見を共有します。
大空学級は、「SOSの出し方教育」について学びました。SOSは安全に関するSOSがありますが、心に対するSOSもあります。
放課後には英語検定がありました。