タイガとココア
4年生は,道徳で障がいをもって生まれたアムールトラの兄弟の話から,「自然や動植物との関わり方」について考えました。
北海道の動物園の実話が基になっています。障がいのあるトラの兄弟(タイガとココア)をどのように育てていくべきか,もし自分が動物園の職員だったら園長に何と言うかを考えました。
「お客さんに見せない方がいい。」
「タイガとココアがかわいそうだよ。」
「たくさんの人に知ってもらって助けてもらうのはどうかな。」
自分たちと同じ年に生まれたタイガとココアについて真剣に考え,話し合う中で自分の納得する答えを出していました。
授業の最後には,実際のココアの映像をみんなで見ました。身を乗り出して食い入るように映像を見つめる人もいました。
「ココアに会いに行きたい!」
子どもたちの言葉に心が温まりました。
人も動物も植物も,みんな同じ命です。体は小さくても,頑張って生きようとする姿は人の心を動かしますね。
タイガとココアの話は,図書室の本にもあるのでたくさんの人に手に取ってほしいと思います。